こんにちは
作り手の顔が見える仕事 まるよし建築です
今日は滋賀県草津市のほうに現場調査に行く予定でしたが、
雪で延期になりました。晴耕雨読的な。
さて。
風呂の考察②(全2回)として、お風呂の仕様について書いてみたいと思います。
①については前回の記事をご覧になってください
(お風呂の仕様① | まるよし建築 (maruyoshi-kyoto.com))
最近ちらほら聞く、風呂に窓は不要論。
掃除の手間が一番のネックなのだと思われます。
が、やはり窓は必要だろうということで窓をつけるなら、
お風呂には引き違い窓がいいかな。
引き違い窓の他にも
上げ下げ窓、たてすべり、よこすべり、ルーバー窓などなど、、、いろいろな形状があります。
構造上シンプルで、取り外して掃除ができる(するかしないかは別)ことで考えると、
引き違い窓です。
そして、窓の形状もさることながら、意外と見落としがちなのが、目隠しです。
防犯上、面格子を付ける場合もありますが、お風呂はプライバシー的にも目隠しを付ける方も多いかと思います。
目隠しにはこれ。
開閉可能な可動式ルーバー目隠しがおすすめです。
動画はこちら→IMG_6581
お風呂に入るときは閉めて、換気のときは開ける。
いい感じです。
次、お風呂の入口のドア枠。
これ、実はユニットバスとは別で、工務店や建築会社の仕様によるものです。
まるよし建築では、お風呂の入口のドア枠は樹脂枠を標準仕様としています。
理由は簡単、水に強いから。
シート張りのMDF(木質の圧縮材)などでは、足元から水を吸い、
数年でふやけて傷んでしまいます。
その光景、新築の家でもよく見ます。
窓はトリプルガラスの高性能やのに 風呂枠それかーい、なんてことを心の中でつぶやいてしまいそうです。
また、下枠になる部分は、床がユニットバスの入口まで伸びていることが多いです。
それは全く問題ないのですが、今回は下枠材を使用しました。
初めて使用しましたが、水の逃げ道がうまく考えられていて、良い商品だと思います。
数年後、どう変化(劣化?)しているのかが気になります。
最後に、床。
これもお風呂を出たところなので、ユニットバスとは別ものです。
ここは家の中でもっとも傷みやすいところの一つではないでしょうか。
毎日、濡れた足で乗り、湿気が溜まるので、仕方ないのですが。
日ごろ、床の修繕工事に行くので、ここがどのくらい傷みやすいかは身をもって実感しております。
クッションフロア、フロアタイル、サニタリー用フローリング、、、床の仕様はいろいろ悩むところですが、
今回はちょっとウルトラC、そこに使うものじゃないよと言われるかもしれませんが、
「TOTO ハイドロセラフロアJ 全面セラミック」→ ハイドロセラ・トイレフロアJ(住宅トイレ床専用) | 建材・タイル | 商品情報 | TOTO株式会社
を張りました。
表面がセラミックで、つるつるです。見るからに水に強そう。
ただし、メーカーは、だめだと言いましたよ。
当然ながら、濡れた足で歩くと滑って危険だからです。
でもまぁ、お風呂を出てすぐの0.5畳分のみで、その上を歩きまわることはないし、そもそもマットか何か敷くし、
すべて納得の上で使うのだから、ということでセラミックパネルに賭けることになりました。
今のところ、滑ってこけて頭を強打した、ということは無いようです。
あ、足は冷たいです。
およそ、お風呂の仕様は①②でこんな感じでしょうか。
たかがお風呂、されどお風呂。
ショールームで比較検討できるものと、そうでないもの。
大工、現場を知る人間だから知っていること。
いろいろな組み合わせで家はできています。
もし、実際にこの仕様が見てみたいと思われた方は、お気軽にご連絡ください。
実際に使ってみての声も含めて、ご案内いたします。